「ロボティクスで、世界をユカイ」にというコンセプトのもと、数々のコミュニケーションロボットやIoTプロダクトを企画するユカイ工学株式会社は、株式会社博報堂、JTと共同開発した呼吸するロボットクッション「fufuly」(フフリー)を発表した。
fufuly(フフリー)は、世界最大級のテクノロジーイベント「CES2023」で初公開され、イノベーションアワードを受賞。
今回はそんな魅力のロボットクッション「fufuly」(フフリー)を紹介していく。
「fufuly」(フフリー)は抱きかかえると、まるで呼吸するように伸縮する呼吸誘導型ロボットクッション。
日常的に身体的・精神的なストレスを抱えている現代人に、もっと休息や休憩を意識し、促したいという想いから、自然と息を整え、深呼吸ができるようプロダクトされたロボットだ。
フフリーは、生き物の持つ「呼吸の引き込み現象」に着目。
まるで生き物が呼吸するようにクッションが伸縮し、抱えるだけで無意識に呼吸のリズムと深さの両方が同調される仕組みとなっている。
抱きかかえると、ロボットの動きに合わせ、自然と深呼吸することができるので、心身ともに癒される。
fufuly(フフリー)はコンセプトである、休息や休憩のイメージが伝わるよう「息」をモチーフにデザインされている。
また、抱いている際に安心感を与えられるよう、クッションにくびれを作ることで、抱えやすさをアップ。
柔らかいベロア素材を使用しており、抱き心地も快適だ。
fufuly(フフリー)の使い方はとても簡単で、スイッチを入れるだけ。
あとは抱きかかえて、ゆっくり深呼吸したり。感触を楽しんだり。
疲れたとき、一息つきたいとき、ぎゅっと抱きかかえてみよう。
Innovation Awardsとは、Consumer Technology Association(CTA:全米民生技術協会)が所有・運営するプログラムで、28のコンシュマー・テクノロジー製品カテゴリーにおいて、優れたデザインとエンジニアリングを発表するコンテスト。
メディア関係者やデザイナー、エンジニアなどを含む専門家が審査員を務めており、主に革新性・技術性・美観・デザインなどが評価対象となり、審査されている。
今年は過去最多となる2100件以上の応募があり、fufuly(フフリー)はそのなかでイノベーションアワードに輝いた。まさに今年注目のロボットクッションだ。
東京大学
大学院新領域創成科学研究科
伴 祐樹 特任講師
緊張をほぐしたり、心を落ち着かせるためには深くゆったりとした呼吸をすることが重要ですが、気がつかないうちに呼吸が浅くなっている人が少なくありません。
一般的には、クッションを抱きしめることで心が和むと言われており、呼吸と合わせて穏やかな時間が過ごせるのではないかと思います。
fufuly(フフリー)は、抱き締めるだけで、まるで生き物のように呼吸し、気持ちを落ち着かせてくれます。
仕事で疲れたとき、ほっと一息つきたいときに、抱きかかえると自然と深呼吸して、リラックスできることでしょう。
ユカイ工学株式会社は、他にも魅力的なロボットをたくさん開発しているので、チェックしてみましょう。